オナニーは筋トレと相性最悪?自慰行為で起こる筋肉への影響・効果を徹底解説

ボディメイクや筋トレが大きな注目を集め、今では趣味が筋トレという人もたくさんいるでしょう。

筋トレに加え、身体作りのために食事制限をしたりやサプリメントを摂取したり、さまざまな方法を取り入れてる人も少なくありません。

筋肉を育てることを極めようとすると、些細なことまでこだわるようになります。

そこで気になるのは、筋トレ界隈でよく耳にする「オナニーが筋トレの効果を下げる」や「筋トレにオナニーが良くない」などの噂話です

この記事では、オナニーと筋トレの関係性や自慰行為が筋肉に与える影響・効果を徹底解説していきます。

 

オナニーと上手に付き合えば筋トレ効果は落ちない

 

結論からいうと、オナニーは付き合い方さえ間違えなければ、それほど筋トレや筋肉に影響を与えません。

大切なことは、筋トレや体調管理のルーティーンにオナニーもしっかりと組み込み管理することです。

1日に何度もしたり、何か月もオナ禁をしたりするような極端なオナニーは、筋トレに多少の影響を及ぼす可能性があります。

 

筋肉に必要なタンパク質が失われるは限りなく嘘

 

筋肉の成長に必要な栄養素といえばタンパク質です。

精子もタンパク質を含んでいるため、「オナニーで射精するとタンパク質が失われ、筋肉の成長を妨げる」という説がまことしやかに囁かれています。

しかし、射精によって失われるタンパク質はごく微量です

1回の射精で約3mlの精液が出ますが、そのうちタンパク質は0.2g程度といわれています。

普段から意識してタンパク質を摂るようにしている人なら、なおさら気にする必要はないでしょう。

 

オナニーが筋トレ効果を薄める可能性がある理由

 

オナニーは、筋トレの効果や筋肉にさほど影響を与えないとお伝えしましたが、ある程度管理して行わないと、筋トレ効果を薄める可能性はあります

無駄なオナニーで筋トレ効果を下げたり、筋肉の成長の妨げになったりしないようにしましょう。

この項目では、オナニーが筋トレの効果を薄める理由を詳しく解説していきます。

 

一時的なテストステロン低下

 

「テストステロン」は男性ホルモンの一種で、分泌量が増加すると「筋肉量の増加・維持」「精神の安定」「集中力UP」など、筋肉や筋トレに嬉しい効果をもたらします。

自慰行為で射精すると、テストステロン値は一時的に分泌量が低下します

分泌量が低下した状態では、筋トレの効果が十分に得られないといえるでしょう。

 

一時的なコルチゾールの増加

 

一方、オナニーによって増加するのが「コルチゾール」というホルモンです。

コルチゾールは、ストレスを軽減するというプラスの効果をもつ一方、筋肉を分解するというマイナスの効果を持っています

せっかく筋トレをして筋肉量を増やしても、オナニーによってコルチゾールが増加し、筋肉が分解されてしまっては元も子もありません。

 

オナニーによる疲労

 

オナニーは1回で約60〜70キロカロリーを消費するといわれています。

これはおおよそ30分のウォーキングに匹敵します。

射精をした後は虚脱感があり、オナニー後はボーっとしてしまう人も多いでしょう。

疲労感や集中力が下がっている射精直後の状態での筋トレでは、十分な効果は得られないといえます

 

筋トレ効果を上げる(下げない)ためのオナニーのやり方

 

筋トレにさほど影響を与えないオナニーですが、しっかり管理して効果的に行えば、筋トレの効果や筋肉増加の効果がアップする可能性があります。

筋トレの効果をサポートできる最適なオナニーをしましょう。

 

1週間程度我慢する

 

オナニーは週に1回程度にしましょう。

俗にいうオナ禁をするとテストステロン量が増加します。

前述したとおり、テストステロンは筋肉の増加や維持に作用する男性ホルモンです。

このテストステロンはオナニーを我慢すると1週間程度は分泌量が増加し、以降は徐々に減少してしまいます

すなわち、1週間に1回程度の射精、またはオナニーが筋肉にとってベストといえるのです。

 

ストレスが溜まるほどオナ禁し過ぎない

 

1週間に1回程度のオナニーが筋肉にとって理想の回数ですが、ストレスが溜まるほどのオナ禁はおすすめできません。

ストレスがかかる状況になると、人間はそのストレスを軽減するためにコルチゾールを分泌します。

先述したように、コルチゾールにはストレスを軽減するプラスの効果のほかに、筋肉を分解するマイナスの効果があります。

筋肉にとってストレスは天敵です。

オナ禁でストレスを溜めると筋肉に悪い影響を与えてしまいます。

 

オナニーするなら筋トレの前後数時間は間隔をあける

 

オナニーで射精した直後は筋肉に良い働きをするテストステロンが減少し、筋肉を分解するコルチゾールが増加します。

さらに、疲労感を感じたり集中力が低下する可能性も高いです。

オナニー直後に減少するテストステロンも時間の経過とともに徐々に回復するため、自慰行為をするなら筋トレの前後数時間は間隔をあけるようにしましょう。

 

オナニーよりもセックスのほうが筋トレにも良い?

 

満足度の高いセックスは、筋肉分解(カタボリック)に作用するコルチゾールの分泌を抑えられます。

そのため、オナニーかセックスどちらかといわれれば、筋肉分解が起こりにくいセックスによる射精をおすすめします。

しかし、気を付けなければいけないのは「セックスは有酸素運動である」ということです。

有酸素運動では「糖質→脂質(脂肪)→タンパク質」の順番にエネルギー消費され、糖質や脂質がなくなるとタンパク質(筋肉)が分解されます。

また、セックスが長時間に及ぶとコルチゾールもあわせて分泌されはじめるので、筋肉分解が起こりやすい状況も生まれます。

「適度な時間で満足度の高いセックスなら筋肉に悪い影響は与えない」くらいの意識で覚えておくと良いでしょう。

 

オナニーと筋トレはタイミングさえ間違えなければ相性は悪くない

 

今回はオナニーと筋トレの相性について深堀してきました。

大切なことは、極端なオナニーをしないことです

1日に何度もオナニーをしたり、逆に何か月もオナニーを我慢したりすることは筋肉にとって良くありません。

1週間に1回程度でタイミングを見計らってオナニーすれば、筋トレの効果を増幅する可能性もあります。

筋肉にとってストレスは天敵です。

適度な筋トレとオナニーで、自身の筋肉の最高のパフォーマンスを引き出しましょう。