女性にとって「男性が感じる射精の快感」は、一生体験できない永遠の謎です。
しかし、愛する相手が何を感じているのか少しでも知りたいと思う女性もいるでしょう。
そこでこの記事では、男性の射精についてできるだけ分かりやすく、その快感や持続時間、気持ちいい射精をさせる方法などを紹介します。
射精の快感はどんな感じ?気持ちいい感覚や時間も解説
女性にとって射精の快感とは未知のもの。
男性が何に対してそんなに気持ちいいと思っているのか分からず「どんな感覚なのか知りたい」と思うこともありますよね。
ここでは、射精の快感についてその感覚や持続時間を、できるだけ分かりやすく解説します。
射精の快感は「圧迫と開放」で生まれる
男性の射精によってもたらされる快感には、2つの種類があります。
まず1つ目は射精に至るまでにペニスに与えられる持続的な刺激と、射精を我慢する圧迫感による快感です。
男性が射精に耐えていると、前立腺に圧を感じます。
いわゆる射精感が上がっているといわれる状態は、我慢すればするほど射精時の快感を高める状態です。
そのため、男性はクライマックスを最大限楽しむためにできるだけ限界まで我慢しようとします。
そして、マックスまで我慢した後に解放することで射精の快感となるのです。
限界を超えて精液が外に排出されると、男性は強い開放感と脱力感を抱いた状態になります。
射精の快感にはストレス解消の効果もあるといわれているため、男性にとってはやみつきになる魅力があるのでしょう。
射精の気持ちよさは数秒間の瞬間的なもの
射精そのものの快感は、精液が排出される瞬間にのみもたらされます。
それ以前はペニスへの刺激による快感、射精後は満足感を抱いていますが厳密に、射精だけで得られる快楽はものの数秒間しかありません。
そこに前後の快感やその後の充実感が加わるからこそ、射精は気持ちいいものだと形容されるのです。
男性の射精と女性のオーガズムの快感の違い
男性の射精と同様に、女性も「イク」ことができます。
これをオーガズムと呼ぶのですが、オーガズムの快感は射精の快感とどのような違いがあるのでしょうか。
男性の快感と女性の快感の違いを知って、お互いの気持ちいいタイミングを理解したセックスに活かしてくださいね。
イクときの快感レベルは男女ともほぼ同じ
男性の射精よりも、女性のオーガズムのほうが快感が強いというのはよく聞く噂です。
しかし、厳密にはイクときに感じる快感は男女に大きな差はありません。
では、なぜ女性の方が得られる快感が高いといわれているのでしょうか。
それは、女性のオーガズムに種類が多く、さまざまなイき方ができるからでしょう。
男性はペニスで快感を強く得ますが、女性は膣内だけでなくクリトリスや他の性感帯でもオーガズムを感じられます。
このことから、男女の快感の違いという噂は、オーガズムのバリエーションによって生まれた俗説だと考えられるでしょう。
射精よりもオーガズムのほうが快感を長く感じる
では、男性と女性のイっているときの時間はどの程度違うのでしょうか。
男性がもっとも快感を得るのは射精の数秒間のみだと解説しましたが、女性はもっと長くオーガズムを感じることができます。
女性はイったあともその快感が持続しやすく、約20秒〜30秒程度余韻が続くといわれています。
男性にとってイクというのは爆発的な快楽ですが、女性にとってはじっくりと身体に染み渡るような気持ちよさなのです。
女性は男性よりもイける回数が多い
また、女性は男性よりも連続してイける回数が多いともいわれています。
射精は、精液がなければ行うことはできません。
精嚢に作られている精液は限りがあるため、限界まで射精してしまうとオナニーをしても勃起しない・痛いなどの症状が出てイクことはできなくなります。
また、男性には性行為後に危険を回避するため、脳が冷静になる賢者タイムが存在します。
賢者タイムに突入すると性的な行為に関心を持てなくなるため、連続イキはなかなか難しいのです。
それに比べて女性はオーガズムの波が落ち着いた後であれば、何度も快感を受け入れることができます。
もちろん精神的な充実感や肉体の疲労で「もうイけない」となることはありますが、男性よりはたくさんのオーガズムを楽しめるでしょう。
射精の快感が強いのはオナニー?セックス?
セックス以外に射精できるオナニーは、男性の多くが日常的に行っている行為です。
例え付き合っているパートナーがいても男性はオナニーをするのですが、それはけしてセックスとは異なる快感があるからではありません。
けれど、自分という彼女がいるのに、オナニーで性欲処理していることに寂しさを感じる女性もいますよね。
セックスとオナニーの快感について理解しておけば、男性の自慰行為も広い心で受け止められるでしょう。
射精自体の快感はどちらも変わらない
男性が強い快感を得るのは、主に射精によって精液を排出する行為に対してです。
そのため、オナニーでもセックスでも射精自体の快感度に違いはありません。
オナニーであってもセックスであっても、男性が充実感を得られるプレイができれば、同じくらいの快感を得られるのです。
オナニーとセックスには異なる魅力がある
射精の快感はプレイの内容で変わりませんが、男性の中には「セックスのほうが気持ちがいい」「オナニーの方がイきやすい」など、快感に違いを感じる人もいます。
これは、それぞれの行為に異なる魅力があるからです。
例えばオナニーは、自分が好きなタイミングで好きなシチュエーションを見ながらできますよね。
人に気を使う必要もなく、時間も好きに決められます。
一方でセックスは、女性とのスキンシップや触れ合い、女性からの責めなど人としかできないプレイを楽しめます。
このように、異なる魅力があるからこそオナニーとセックスで「気持ちよさが違う」という意見が生まれるのです。
男性が何を求めているかで快楽度は変わる
セックスとオナニーでそれぞれ満足感を味わうには、男性が何を求めているかが重要です。
男性が「1人でさくっと性欲処理したい」と思っているときに女性にセックスに誘われても「人とするのは面倒だ」と感じて義務的なプレイになってしまうでしょう。
すると、セックスに集中できず、しっかりと気持ちよさを味わうこともできません。
反対に「彼女とイチャイチャしながらスキンシップしたい」と感じているのに拒否されて行うオナニーは虚しく、気持ちよさも半減してしまいます。
男性は女性が思っている以上にデリケートな生き物なのです。
セックスで射精の快感を高める方法は?
男性の射精について知識を得たところで、実際にセックスをするときどうしたら男性の快感を高められるのかも学びましょう。
男性の身体や心理を理解しておけば、彼氏とベッドに入ったときに今まで以上の快感を与えることができます。
セックスがより気持ちいいものになれば、彼氏はあなたとのセックスに夢中になってマンネリや浮気を防げるでしょう。
以下のポイントを参考にして、彼氏にとびきりの気持ちよさをプレゼントしてくださいね。
精子の分泌量を増加させる
射精の快感を高めるには、まず精液の量を増やしましょう。
精液の量が増えると射精時の圧迫感や開放感が強くなり、より気持ちがいい瞬間を迎えられます。
精液の量を増やす方法はいろいろありますが、一番手軽に取り入れられる方法が食生活や睡眠時間など生活習慣の改善です。
食事で精液を作る栄養素「亜鉛」を多く取ったり、精巣への酸化ストレスを下げる適度な睡眠時間を確保したりすれば、自然に精液の量も増加していくでしょう。
義務感ではなく心から愛し合えるセックスをする
気持ちいい射精を促すには、心から愛し合い性的興奮を高められるセックスを行いましょう。
射精は、性的興奮が高いほど発射のときの満足感が増します。
義務的なセックスや強制された性行為が続くと、性的興奮が高まらないため精子の量が減少し「射精しても気持ちよくない」という状態に陥ってしまいます。
それだけでなく、男性がセックスに対してネガティブな印象を持ってしまうと、セックスレスの原因にもなるでしょう。
セックスはお互いの愛情を確かめ合う行為だとしっかり意識して、お互いが心から楽しめるプレイを目指しましょう。
射精まで焦らして興奮度を高める
射精する前にじっくりと焦らして男性の興奮度を高めるのも、射精の快感を高めるおすすめの方法です。
射精の快感は、出すまでの圧迫感や我慢が多いほど高くなるので、できるだけ刺激を続けながら、射精はできないギリギリの状態を続けてみましょう。
「出したいのに出せない」「気持ちいいのにイけない」というじりじりとした気持ちは男性の興奮を誘い、いざイったときに強い快感となるでしょう。
ただし、射精直前に止める「寸止めプレイ」は精巣への悪影響や射精障害の危険性もあるため、あまりしないようにしてくださいね。
男性が好むプレイで気分を盛り上げる
男性が好きなプレイをセックスに取り入れるのも射精の快感を高めるのに効果的です。
普通のセックスももちろん気持ちいいものですが、人には性癖というものがあります。
例えばソフトSMプレイが好きな男性もいれば、コスチュームプレイが好きな男性もいるでしょう。
こういった男性の願望をセックスに取り入れることで、普段よりも性的興奮が高まり快感度が高い射精に導くことができます。
セックスのマンネリ化を防ぐためにも、2人で話し合いながらやってみたいプレイにチャレンジしてみましょう。
【まとめ】射精の快感を高めるには我慢と開放のバランスを意識すると効果的
射精の快感は、射精するまでにどのくらい我慢したかが大きく影響してきます。
我慢しすぎると身体に悪影響があったり、気持ちが萎えてしまったりするので大切なのはそのバランスです。
ギリギリまで我慢した射精をする瞬間、男性はたまらない快感を得て深い充実感を味わうでしょう。
大切なパートナーとセックスするときには、相手の射精の快感を高める意識を持ち、お互いに最高の満足感を楽しみましょう。