尿検査をする前にオナニーをしたら、「精子が入っちゃうんじゃないかな…?」「愛液が多くてばれちゃうんじゃないかな…?」と不安に思っている人は多いのではないでしょうか。
もし結果にひびいてしまい再検査になるのはイヤですし、精子や愛液が入ってオナニーがバレてしまうのも恥ずかしいですよね。
尿検査前のオナニーは再検査になる可能性があるため、あまりおすすめできません。
ムラムラとした気持ちはどうしても生理現象なので、健康診断で尿検査があるとはわかっていてもオナニーがしたくなることもあるでしょう。
そこで今回は、尿検査前にオナニーがダメな本当の理由から、どうしてもオナニーがしたくなったときにどうすべきか、直前にオナニーしてしまったときの対処法までご紹介します。
尿検査前のオナニーはNG!理由とは?
尿検査前のオナニーをひかえるべき理由はシンプルで、再検査になる可能性が高くなるからです。
オナニーをすることで尿に混ざる成分により、数値に異常が出てしまうため、オナニーをしたこともバレてしまいます。
男性の場合、オナニーで出し切れなかった精液が尿道に残り、尿検査時の尿に混ざってしまう可能性があります。
精液に含まれる蛋白成分(タンパク質)の数値が高くなり、尿蛋白の検査で引っかかってしまうため、再検査になるかもしれません。
女性の場合、性的に興奮したときに分泌される愛液の成分の多くがタンパク質となっていますが、尿道と膣には距離があるため、尿に愛液が混ざることは少ないでしょう。
ただし、オナニーをして引っかきキズができ出血してしまうと、検査結果にひっかかってしまう可能性があります。
また、体に負担がかかると尿酸値や肝機能の数値に変化が出てしまうことがあるため、オナニーをすることはおすすめできません。
やはり尿検査前のオナニーは、男性も女性もひかえるべきでしょう。
オナニー我慢は尿検査のどれくらい前まで?
尿検査は基本的に、朝起きて1番最初の尿をとるように言われます。
そこで、オナニーの我慢をすべきなのは尿検査の当日だけでなく、前日から控えた方が良いです。
特に寝る前にオナニーをする習慣がある人は、前夜のオナニーはなんとか我慢して、翌朝に尿検査ぶんの尿をとってからオナニーすることをおすすめします。
どうしてもオナニーしたいときには、なるべく多く水分をとり、オナニーをしてから2回はたっぷりと排尿してから睡眠をとるようにするのがおすすめです。
2回ほど排尿することで、尿道に残った精液が出せるといわれています。
尿検査前にNGなのはオナニーだけじゃない!性行為もNG
尿検査前には、性行為をするのもNGです。
男性はもちろん、オナニーと同様の理由で性行為はおすすめしません。
女性の場合にも、尿検査があるのであれば性行為はやめておくべきでしょう。
女性の場合、男性の我慢汁や精液が尿にまじってしまうことで、再検査の原因になることがあります。
性行為をするときにはゴムをつけることで精液が混じることを防げますが、妊娠の確率と同様に、必ず防げるものではありません。
また、激しいセックスをすることで血が混じってしまう可能性もあるため、やはり男女ともに尿検査前のオナニーは控えておくべきです。
尿検査前日にオナニーしても検査に引っかからない方法
「尿検査前日から、オナニーしてはいけない…」と思うほどムラムラしてしまったり、たまたま性的興奮を感じるものを目にしてしまったり、どうしてもオナニーがしたくなるときもあるでしょう。
そこで、尿検査前日にオナニーをしても、検査に引っかからないようにするためのコツをお伝えします。
- 寝る直前ではなく夕方に行う
- オナニーは短時間で済ませる
- 出血の可能性があるオナニーはしない
- 寝る直前にお風呂に入る
- 提出する尿は中間尿を取る
男たるもの、勃起してしまうのは生理現象です!どうしてもオナニーしたいのなら、このコツをすべてクリアすることをおすすめします。
それぞれ詳しく解説していきますね。
寝る直前ではなく夕方に行う
オナニーをするのなら、寝る直前にするのではなく夕方に済ませてしまいましょう。
イッたあとの精液は2回ほど排尿すれば、すべて排出できると言われています。
日頃からトイレが近く排尿が多い人であれば、夕方にオナニーをしてその後2回以上しっかりと排尿することで、翌日の尿にも影響が出ない可能性が高いです。
オナニーをしたあとは必ずたっぷりと水分をとり、2回以上排尿をしてから寝るようにしましょう。
オナニーは短時間で済ませる
オナニーはなるべくサクッと、短時間で済ませることが大切です。
精液は性的興奮をすればするほど分泌量が増えるため、時間をかけてオナニーをするほど分泌量が多くなります。
翌日に尿検査をひかえているなら、なるべく分泌量をおさえ、あっさりとオナニーを済ませておくべきでしょう。
また、激しい運動をすることで上昇してしまう尿酸値や肝機能値も、長時間のオナニーによって上昇してしまう可能性があります。
長時間のオナニーは翌日の検査に響く可能性が高いので、どうしても我慢できない場合には短時間で済ませるようにしましょう。
出血の可能性があるオナニーはしない
出血の可能性があるほど激しいオナニーをするのは、絶対に避けましょう。
オナニーは短時間で終わらせるべきですが、焦ってガシガシと刺激をしすぎて血が出てしまうと、血尿と間違われてしまう可能性があります。
また、セックスをする際には、女性が処女であったり、生理中である場合には、ペニスに血液が残ってしまうかもしれないので注意しましょう。
そもそもセックスをすることはオナニーと同様におすすめしませんが、出血の可能性があるセックスは特にNGです。
寝る直前にお風呂に入る
オナニーをしたあとは、必ずお風呂に入り、ペニスをきれいに洗いましょう。
射精をしたあとは、ペニスに精液が残ってしまっているかもしれません。
ペニスに付着した精液が尿と混ざると、尿検査の結果にひっかかってしまう可能性が高まります。
特に、カリの部分は精液がたまりやすいです。
亀頭がかわの中に戻ったあとにも精液がつきやすいため、ペニス全体をしっかりとボディソープできれいにしてあげることをおすすめします。
また、寝巻きでオナニーをした場合には、特に下着はしっかり交換しましょう。
精液がついていることに気づかずにいると、ペニスを洗った後にまた付着してしまい、シャワーの意味がなくなってしまいます。
提出する尿は中間尿を採る
検査に出すための尿は朝一番のものと決まっていますが、出始め部分ではなく途中の「中間尿」を採取しましょう。
尿が出始めた部分には特に、精子が混ざってしまいやすいです。
そもそも出始めの尿には、外部からの細菌や分泌物、精子が含まれやすいと言われています。
多くの病院が中間尿をとることを推奨しているため、オナニーの有無に関係なく、中間尿を採取すべきです。
オナニーをした場合には特に、意識的に中間尿をとるように心がけてくださいね。
尿検査前にNG行為をしちゃった!対処法とは?
もし尿検査前にNG行為をしてしまった場合には、自己申告をするのが一般的です。
とはいえ、「オナニーをしたので、精子が入っているかもしれません…」などと伝えるのは、非現実的。
そこで、もし尿検査前にオナニーをしてしまった場合には、可能な限りで通常時の尿を出せるように心がけるようにしましょう。
オナニー後は水を大量に飲んで尿を出す
オナニーのあとは、たくさん水を飲んで尿を出すことに専念しましょう。
尿検査の前夜にオナニーをしてしまった場合には、たっぷりと水を飲み、寝るまでに最低でも2回は排尿してください。
寝る直前にあやまってオナニーをしてしまったときには、せめて中間尿を提出し、再検査が求められたときにはオナニーの自制を心がけましょう。
尿検査前にオナニー以外にもやっちゃダメなこと
実は、尿検査前にやってはいけないことはオナニー以外にも存在します。たとえば下記のような行為は、再検査が必要になってしまう可能性が高いです。
- 食事制限
- 激しい筋トレ
- 夜ふかし
- 栄養剤の摂取
- お酒やコーヒーの摂取
- 脂質の多いものの摂取
日頃から上記のような生活を当然のようにしている人は、体自体に異常が起きていないかどうかを確認するためにも、尿検査の前日は意識的に生活を整えてみてください。
尿検査で引っかからないように、やってはいけないことをおさえておきましょう。
【まとめ】尿検査前のオナニーはバレる可能性あり!健康診断前日は要注意
尿検査前にオナニーをしてしまうと、尿に含まれる成分でバレてしまうだけでなく、正常な数値がわからなくなるため再検査になる可能性が高いです。
とはいえ、「毎日オナニーをしないとムラムラがおさまらない!」というような人もいるでしょう。
どうしてもオナニーがしたいときにはせめて尿検査前日の夕方までに済ませ、たっぷりと水を飲んで2回以上の排尿をしてから寝ることが、解決策になるかもしれません。
また、正しい数値を見つけるためにも必ず、出始めたばかりの尿ではなく、数秒出した後の中間尿を採取するようにしてください。
くれぐれも尿検査で引っかからないように、検査前日は気を付けて、正しい方法で検査するようにしましょう。