みなさんは対面立位というセックスの体位をご存知ですか?
男女ともに立って行うこの体位は、密着感とじっくりと動くスローセックスの快感が魅力的なスタイルです。
いつもと違う体位でセックスに新鮮な刺激を取り入れたいというときは、ぜひ対面立位にチャレンジしてみましょう。
この記事では、対面立位のやり方やコツ、密着できるその他の体位について解説します。
対面立位のセックスって何?
対面立位とは、男女が向かい合って立った状態で挿入行為を行う体位を指します。
通常、挿入行為の多くは寝転がったり四つん這いになったりして行いますよね。
では、なぜわざわざ立った状態でする体位が存在するのでしょうか。
ここではまず、対面立位のメリットや別名を見ていきましょう。
対面立位のメリット
対面立位にはいろいろなメリットがあります。
まず、何といっても場所を選ばないことが大きなメリットの一つでしょう。
例えば二人で部屋に入って興奮が収まらないとき、ベッドまで行かなくても玄関や廊下ですぐに愛し合えます。
普段セックスで使わない場所で行うプレイは、いつもと違う新鮮な刺激を味わえそうですよね。
また、身体をぐっと密着させる体位なのでお互いの存在をじっくりと味わえることも嬉しいポイントです。
密着感が高いだけでなく向かい合っているため、キスやハグを同時にしたり顔を見てプレイを楽しんだりすることもできますよ。
対面立位の別名
対面立位の別名は複数あります。
分かりやすいものでいえば「立ち正常位」です。
正常位は向かい合った状態で挿入する体位、そしてそれを立って行うから立ち正常位という名前からイメージがつきやすい名称ですね。
ちなみに、日本に昔からあるセックスの体位を表した四十八手には「対面立位」を示す言葉はありません。
ただし、立位系の派生である対面両足上げ立位は「櫓(やぐら)立ち」、対面片足上げ立位は「立ちかなえ」という名称で伝わっています。
対面立位の体位でセックスするやり方
対面立位はやり方に少しコツがいる体位です。
難易度的にはそこまで高くないのですが、挿入する場所をしっかり確認して行わないとスムーズに挿れられません。
基本的な対面立位の方法を解説するので、初めてセックスに取り入れる際の参考にしてください。
安定した場所で向かい合って立つ
対面立位は男女が向かい合って立った状態から始めます。
ただし、プレイを行う場所は安定して立てる場所にしてください。
浴室やベッドの上など不安定で滑りやすい場所で行うと、男性がバランスを崩して転倒する恐れがあります。
同様に、転んだときに頭をぶつけやすい家具のそばもおすすめしません。
万が一のときに倒れ込めるように、ベッドのそばの安定した床の上などがおすすめです。
女性が腰を前に突き出して軽く足を開く
挿入時は、まず女性が軽く腰を突き出して足を肩幅程度に広げましょう。
膣のついている位置によっては挿入しづらい場合があるので、男性はあらかじめ手で膣口の位置をよく確認してください。
全身を愛撫しながら手マンで性的刺激を高めると、雰囲気を壊さずに挿入位置を確かめられますよ。
男性が斜め下から挿入する
性器がしっかり濡れていることを確認したら、男性は少しだけ腰を落として斜め下方向からペニスを挿入しましょう。
このとき、女性が少しつま先立ちになるとスムーズに奥まで挿入できますよ。
対面立位は体格によって挿入を維持するのが難しい場合もあります。
どちらかが苦しいと感じたときは体制を調節したり中断したりして無理のないプレイを楽しんでくださいね。
挿入しにくいときは片足を持ち上げる
挿入しづらい場合には、女性が片足を上げて男性が足を抱えるように支えると挿れやすくなります。
この状態のままプレイを続ける体位は「対面片脚上げ体位」といい、対面立位より抜けにくく動きやすいので慣れていない人はこちらから挑戦してみましょう。
挿入したら女性が足を閉じる
挿入できたら、女性は足を閉じてください。
男性は女性の両足を挟み込むように立つと安定します。
この状態でピストン運動を行いましょう。
対面立位は抜けやすい体位なので、激しく動かさずスローセックス的な刺激を楽しんでくださいね。
対面立位のコツや注意点
対面立位はやや不安定な体勢で行う体位なので、セックスに取り入れる際には以下の注意点を意識して怪我がないように楽しんでください。
ここでは、対面立位の注意点以外によりスムーズにセックスを楽しめるちょっとしたコツを解説します。
お風呂場や不安定な場所で行わない
先述しましたが、対面立位は不安定な場所では絶対に行わないでください。
お互いが立って行う体位なので、プレイに熱中するとバランスを崩して転んでしまう可能性があります。
特に浴室は水分や洗剤のぬめりで転びやすい場所です。
一緒にシャワーを浴びているときなどに盛り上がって挿入したくなる気持ちは分かりますが、しっかり身体を拭いて安定した床の上で楽しみましょうね。
抜けやすいため女性はあまり動かない
対面立位は激しく動くとすぐにペニスが抜けてしまうため、女性はあまり動かないようにしましょう。
女性が腰を振るだけでペニスが抜けてしまうので、せっかく興奮度が高まっているのに萎えてしまうなんてこともあり得ます。
女性は足を閉じて膣をきゅっと引き締めることで、男性との密着感や膣圧での刺激を意識してくださいね。
身長差があるときは段差を利用する
身長差が大きすぎる場合は階段などの段差を利用する方法がおすすめです。
低めの段差に女性が立つだけでも挿入しやすさが変わるので、身長差カップルは是非チャレンジしてみてください。
ただし、重ねた本の上や簡易的な椅子の上など女性が立ちにくい場所は避けてくださいね。
女性が壁にもたれると安定する
対面立位の安定感が不安な場合は、女性が壁にもたれた状態でプレイしましょう。
背中を壁で支えられるので動いているときの安定感が増し、快感に集中できますよ。
また、男性側がぐっと女性に密着することで軽い拘束感を楽しむこともできます。
対面立位以外で密着できるセックスの体位
対面立位は密着感が魅力な体位です。
しかし、対面立位だけではセックスがマンネリ化してしまうかもしれません。
その他の密着度が高くお互いを強く感じられる体位を覚えて、プレイのバリエーションを増やしましょう。
対面両足上げ立位(駅弁)
対面両足上げ立位は、男性が女性を抱き抱える体位です。
「駅弁」という別名のほうが馴染み深い人もいるのではないでしょうか。
駅弁は対面立位の状態から男性が女性の足を抱え込むとできる体位なので、立位のバリエーションとしてもおすすめです。
ただし、男性は女性の全体重を支えながらピストンを行わなければなりません。
腰に持病がある場合や筋力が弱い場合は怪我の原因にもなるので、無理しすぎないように注意しましょう。
背面立位(立ちバック)
背面立位は「立ちバック」とも呼ばれる体位で、女性が男性に背を向けた状態で挿入する体位を指します。
基本的には対面立位と同じようにお互い立った状態で行いますが、後ろからの挿入になるため挿れやすく動きやすいことが特徴です。
また、バックからの挿入はGスポットを刺激しやすいため中イキしたい女性にもおすすめです。
背面側位(横バック)
背面側位は「横バック」と呼ばれる体位で、男女共に寝転んだ状態で行います。
横向きに寝そべった女性の背に寄り添うように男性が寝て、後ろ側からペニスを挿入しましょう。
女性の足を少し持ち上げて角度をつけるとペニスを挿れやすく、Gスポットやポルチオを刺激しやすいですよ。
【まとめ】密着感が人気!対面立位でセックスに新しい刺激を取り入れよう
抱き合うような姿勢で挿入が行える対面立位は、お互いの存在を感じながら愛し合いたい男女におすすめの体位です。
立って行うため不安定な場所ではできませんが、ベッドがない場所でもセックスができるので普段とは違うシチュエーションでのプレイを楽しみましょう。
片足を上げたりそのまま駅弁に移行したりと派生も豊富なので、ぜひパートナーといろいろな体位を試してくださいね。