いろいろな種類があるセックスの体位の中で、立ちバックの人気が高いことはご存知ですか?
男女ともに快感を得やすい立ちバックですが、人気の一方で「興味はあるけれど正しいやり方がわからない」「なんだか難しそう」と、躊躇している声も聞かれます。
そこで今回は正しい立ちバックのやり方や、気持ちよくなれる方法を詳しく紹介します。
コツを掴めば、よりパートナーと盛り上がれるので、ぜひ参考にしてみてください。
立ちバック(背面立位)とはどんな体位?
立ちバックとは、立ったまま後ろから挿入する体位で「背面立位」や「後背立位」とも呼ばれています。
お互いに立ちながらエッチするため、寝たままの挿入よりはコツが必要ですが、慣れると新たな興奮や気持ちよさを感じて、よりセックスを楽しめるのです。
立ちバックは、挿入しやすい角度を探したり上手く体を支えたりする必要もあるので、お互いのタイミングやペースをあわせて、おこなっていきましょう。
立ちバックのメリット・デメリットは?
人気の高い立ちバックですが、すべての人が必ずしも快感を得るわけではありません。
そこには、立ちバックだからこそ楽しめるメリットと、人によっては興奮をそがれてしまうデメリットがあります。
ここでは、立ちバックのメリット・デメリットを紹介します。
立ちバックのデメリット
- 女性は体勢に負担がかかるから疲れやすい
- 不安定な体位なので気が散るかも
- 慣れていないと挿入しても抜けやすい
立ちバックは立ったままでする体位なので、正常位などベッドでのプレイよりも体力が必要です。
特に女性は、壁などで自分の体を支えなければならず、足腰に負担がかかってしまいます。
そのため慣れないうちは、自分の体を安定させることに気をとられ、快感を拾いにくい場合も。
また、コツを掴まないと挿入角度が浅くなりやすく、ペニスがすぐ抜けてしまい、雰囲気が微妙になってしまうケースもあります。
立ちバックのメリット
- 視覚的・シチュエーション的に興奮する
- マンネリ解消に繋がる
- スペースが必要ないからどんな場所でもできる
一方で立ちバックは、男女双方に快感を与えるメリットもたくさんあります。
この体位は男性にとっては征服感、女性にとっては支配されているシチュエーションを感じさせてくれるのが、人気のポイント。
興奮度を高めてくれる効果が期待できる…というわけです。
また、ベッド以外にもさまざまな場所でのプレイが可能で、普段のセックスに物足りなさを感じているカップルには、マンネリ解消にも繋がります。
立ちバックのやり方・挿入方法は?
立ちバックは少し難しい体位になりますが、正しいやり方をしっかりと理解することで、より気持ちよさが増します。
しかし基本知識がなく、無理やりすると男女ともに痛みを感じるだけではなく、転倒などのけがをする恐れも。
ここでは安全に立ちバックをするため、準備から挿入方法まで注意点を含めつつ詳しく解説します。
STEP①「しっかり前戯する」
これは立ちバックに限らず、どんな体位にもいえることです。
とくに立ちバックは、挿入感が非常に深く・強くなることに加えて、男性の動きが激しくなりがちな体位。
しっかり前戯をしておかないと、女性が痛みを感じる可能性が高くなります。
特別なテクニックは必要ないので、いつもより時間をかけた愛撫で女性器をしっかり濡らしてください。
また丁寧な前戯はより興奮度を高め、挿入時に快感を得やすくなりますよ。
STEP②「女性が壁などに手をつき立つ」
立ちバックは支えがないと、不安定でとても危険です。
まずは、女性が自分の体をしっかりと支えられる場所を確保するようにしてください。
初心者の人は、安定しやすい壁や窓など平面な場所に手をつくのがおすすめです。
慣れてきたら、手すりなど体重をかけて掴める場所を選んでも楽しめます。
支えなしや、倒れやすいものを使ってのプレイは、転倒の可能性があるため絶対に避けてください。
STEP③「女性は足を肩幅ぐらいに開きお尻を突き上げる」
安定する場所に立ったら、女性は足を肩幅くらいに開いて少し膝を曲げてください。
こうするとお尻を突き出す形になり、男性も挿入しやすくなります。
初めての場合、女性にとっては恥ずかしい格好に思うかもしれませんが、バランスを保つためには、この姿勢が大切です。
また、お尻の肉が邪魔になりやすいので、持ち上げて膣口にペニスを誘導できると、挿入がスムーズになります。
STEP④「男性がゆっくりと挿入をする」
男性は必ずゆっくりと挿入しましょう。
しっかり膣口を濡らしていると、そのスムーズ感から一気に挿入しそうになりますが、いきなり深く挿入すると、女性が痛みを感じる可能性があります。
女性の反応を見ながら、ゆっくり入れるのが基本です。
挿入後、女性はできるだけ前に傾けた姿勢を心がけ、男性は斜め上に突き上げられる挿入角度を意識します。
これがペニスを抜けにくくし、女性の痛みも回避できる挿入の方法です。
気持ちいい立ちバックをするコツは?
挿入まで上手く進んだら、ここからはより深い快感を味わいたいですよね。
立ちバックには、男女ともに気持ちよくなるためのコツがあります。
いきなり全てを取り入れようとすると、気をとられて快感を追いにくくなるため、少しずつ意識してプレイしてみましょう。
立ちバックは何回か繰り返していくごとに、快感を得やすくなりますよ。
男性はGスポットへの刺激を意識する
女性には膣口から5cm弱進んだ先にある「Gスポット」という感じやすい場所があります。
立ちバックはこのGスポットを刺激しやすい体位になるため、男性は意識しつつピストンをおこなってください。
ただし、Gスポットの位置や感じやすい刺激の強さは人によって異なります。
男性は女性の反応を見ながら、そして女性は気持ちのいい場所に当たったら、それを伝えながら進めていきいましょう。
ピストンではお互いのペースをあわせる
立ちバックで気持ちよくなるには、ピストンのスピードも重要です。
奥まで突き上げる激しい動きは、大きな刺激になりますがそのぶん女性側の疲労感も大きくなるので、緩急をつけた動きを意識してください。
また女性も男性にのみペースを任せず、自分が気持ちよくなる場所を探すように、腰を動かしていきましょう。
お互いのペースをあわせることで、より感じやすい場所を見つけられますよ。
男性は女性の腰をしっかり掴む
ピストンをするときは、男性が女性の腰を掴みましょう。
ペニスが抜けにくいように密着させることも大切ですが、少し前かがみになっている女性の腰を掴み、しっかりと支えてあげてください。
また、慣れてきたら女性の肩に手を移動すると、さらに奥突きができてポルチオまで刺激が届き、女性が中イキしやすくなります。
こちらもお互いに反応を確認しながら、無理のない程度に密着度を高めてみてください。
乳首やクリトリスも同時に責める
女性は中イキ経験がないという人が少なくありません。
Gスポットを上手く刺激したとしても、必ずしもイケるわけではないのです。
そんな時は男性側が、女性の乳首やクリトリスなどのイキやすいスポットを、同時に刺激してあげましょう。
女性が快感を得るほど膣内も収縮するため、男性もより気持ちよさを感じやすくなります。
お互いに気持ちよくなるためには、無理に中だけの刺激に執着せず、相手が感じる場所を責めていくことも大切です。
立ちバックでの挿入におすすめの場所は?
立ちバックの魅力のひとつは、場所を問わずにどこでもプレイ可能な点です。
では実際、どんな場所でエッチするのがおすすめなのでしょうか。
ここでは主に家の中を想定して、立ちバックに向いている場所を注意事項とともに紹介します。
お風呂場
最初から裸でイチャイチャしやすいのがお風呂場。
自然とムードが盛り上がって、そのままプレイモードになった場合に、スペースが限られたお風呂場では、立ちバックがおすすめです。
ただし濡れて足元が滑りやすくなると転倒の危険や、熱のこもった場所でのプレイはのぼせの危険もあるため、注意しながらラブタイムを楽しみましょう。
窓際
窓際は興奮度を上げる場所のひとつです。
カーテン越しとはいえ、窓の近くに人がいるかもしれない背徳感。
または高層階だと、夜景越しに淫らなことをする非日常感など、シチュエーションが興奮材料になります。
ですが、わざと外から見られるようにするなど、周りの人に迷惑をかけるような行為は絶対にやめましょう。
玄関
玄関は家に入る前からお互いに盛り上がっていて、我慢できないというカップルにおすすめの場所です。
立ちバックは着衣のままでもできるので、玄関でのプレイにも支障がありません。
「外に聞こえるかもしれない…」と、声を潜める緊張感が興奮感を高めてくれます。
ただしあまりに激しい立ちバックをおこなうと、声や騒音が響く恐れもありますので、配慮はかかさないようにしましょう。
リビング
いつも食事をしたり、くつろいだりするリビングでの性行為。
漫画やドラマなどでも見かけるシチュエーションで、寝室以外でのプレイ経験がないカップルにとっては、新たな刺激が芽生えるきっかけにもなります。
ソファやシンクなど体を支えるものが多く、立ちバックがしやすい場所としておすすめです。
注意点としては、体重をかけると倒れる机など意外に不安定な家具もあるため、安全性をしっかり確認してください。
鏡の前
少しマニアックなプレイが好きなら、鏡の前がおすすめです。
自分の恥ずかしい姿を見ながらの立ちバックは、視覚的な刺激も加わりさらに興奮度をアップさせます。
女性にMっ気がある場合は、言葉責めなどをプラスするとさらに盛り上がりますよ。
ただし支えが不安定なスタンド式の鏡などは、転倒の危険が大きく危険です。
壁への埋め込み式など安定した鏡がない場合は、無理にプレイすることは控えましょう。
身長差カップルが立ちバックするコツとは?
立ちバックをおこなう上で、やり方やコツ以外の不安点として挙げられるのが「身長差」です。
女性の身長が低い場合は、男性が腰を落としても高さがあわなかったり、女性を持ち上げようとするとバランスを崩して危険だったりと、上手くいきません。
ここではそんな身長差カップルが、立ちバックを楽しむにはどうするべきかを紹介します。
女性がベッドやソファなど高い場所に乗る
身長差を埋める立ちバックには、女性の腰の位置を高い場所に上げるのが有効です。
ベッドやソファなど高いものに乗って、男性が挿入しやすい位置に腰をあわせてみましょう。
または、女性がベッドで四つん這いになり腰を高く上げて、男性が立ったままバックで挿入するやりかたも。
こちらも通常の立ちバック同様に、奥深くまでの挿入感を味わえます。
かかとの高い靴を履いて身長差を埋める
家の中では少し難しいかもしれませんが、ヒールやかかとの高い靴で女性側の身長を足して立ちバックを楽しむのもおすすめです。
ランジェリーにあえてヒールを履くといったスタイルも、官能的な恰好であり、新しい刺激を求めているカップルには興奮材料になります。
「靴はちょっと…」と思い、踏み台など安定性の低いものに乗ってのプレイは危険なので控えましょう。
女性のひざ下に枕などを挟んで腰の位置を上げる
女性の上半身を起こしたままでの立ちバックをするなら、ソファやベッドに乗った後、女性のひざ下に枕などを挟んで、高さを調整するのがおすすめです。
女性側は膝立ちになるので、少々負担はかかりますが、四つん這いで腰を上げるよりは背中の密着感が味わえます。
【まとめ】立ちバックは興奮度が上がる体位!コツを掴み深い快感を味わって
立ちバックは初心者には少し難しい体位。
ですが、コツさえしっかりとつかめば男女両方に、深い快感をもたらしてくれます。
また、お互いに新しい体位に挑戦することによって、セックスを一緒に楽しむきっかけになり、より2人の絆を深めていくことにも繋がるのです。
そして立ちバックは、基本ができるようになると「立ちロールスロイス」や「片足立ち」というように、さらにさまざまな体位に応用して楽しめます。
立ちバックが気になっている方、挑戦してみたい方は、ぜひこの記事を参考にして気持ちいい立ちバックを目指してみてくださいね。