正常位は、女性が仰向けの体勢で、男性が向かい合う状態で挿入するセックス体位です。
バックや騎乗位に並ぶ人気の体位であり、お互いの顔が見えて密着度が高いため、女性がイキやすいともいわれています。
ただ、ポピュラーな体位であるため、マンネリを感じているカップルもいるでしょう。
この記事では、気持ちいい正常位のやり方や体位のバリエーションなどを紹介します。
正常位セックスのコツをつかんで、パートナーとのセックスを満喫しましょう。
正常位のやり方とは?
まずはオーソドックスな正常位のやり方を解説します。
女性が仰向けの状態で、男性が足の間に入り挿入する
正常位での挿入方法は、まず女性が横になり、仰向けの状態で足をM字に開脚し、足の間に男性が入ります。
そのまま、向かい合う体勢で男性器を挿入しましょう。
スムーズに挿入するには、男性が腰を低くするのがポイントです。
挿入した状態で覆い被さるように女性の横に手をつく
男性が上体を起こしたままでも正常位はできますが、女性と体を密着させるのがスタンダードです。
挿入した状態で覆い被さるように女性の横に手をついて、腕立て伏せのような体勢になりましょう。
体を密着させることで、唇や首元にキスしたり、乳首を愛撫したりすることもできます。
腰を動かしピストン運動をする
挿入して体を密着させたら、男性が腰を動かしてピストン運動をします。
この動きに合わせて女性も腰を上下に動かすと、男性器と膣がこすれて、より快感を得られるでしょう。
激しく腰を動かすだけが気持ちいい正常位のやり方ではありませんが、腰を打ち付ける音が興奮材料にもなります。
ピストン運動を続けるには筋力が必要なので、体力に自信がない男性は自分のペースでやるのがおすすめです。
気持ちいい正常位のコツ
正常位で快感を得るには、いくつかのポイントがあります。
ここでは気持ちいい正常位のコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
腰の角度を調整する
正常位で快感を得るには、パートナーとの体の相性を意識することが大切です。
腰の角度を調整して、お互いが気持ちよくなれるポイントを探りましょう。
Gスポットと呼ばれる性感帯は、お腹側の膣壁にあるので、この部分をペニスでこするような角度を意識するのがポイントです。
また、女性の膣は、腹側を向いている「上付き」と肛門側を向いている「下付き」に分類され、正常位は上付きに向いた体位とされています。
下付きの場合は、そのままではスムーズに挿入できないケースもあるので、男性は腰を低くして挿入してみてくださいね。
斜めに動かす
正常位でさらに快感を得るために、ペニスを斜めに動かしてみましょう。
斜めに動くことで、膣の壁面を刺激して、普段とは違う快感を与えることができます。
また、左右にずらして挿入することでGスポットを見つけやすく、的確に性感帯を刺激することもできるでしょう。
押し付けるようにする
気持ちいい正常位をするには、ペニスを根本まで挿入して、腰を押し付けるようにピストンしてみましょう。
腰同士が密着することで女性のクリトリスが刺激され、絶頂に達しやすくなります。
また、深く挿入することで子宮口の近くにあるポルチオという性感帯に当たるので、通常のピストン運動とは違う刺激を与えられるでしょう。
回転させるように動かす
ペニスを根本まで挿入して、膣内で回転させるように腰を動かしてみましょう。
膣壁をかき混ぜるように刺激することで、男性も女性も強い快感を得られます。
抜けないように腰を固定して、ゆっくり大きく回転させるのがポイントです。
正常位でうまく挿入ができないときの対処法
正常位はポピュラーな体位である分、挿入に苦戦すると女性から童貞だと思われてしまうかもしれません。
ここでは、男性向けに正常位でうまく挿入できないときの対処法を紹介します。
念入りに前戯をする
正常位で挿入する前に、念入りに前戯をすることを忘れてはいけません。
女性が濡れていないにも関わらず、挿入を焦ってしまうのは経験人数が少ない男性がやりがちな失敗です。
膣が濡れていないと、うまく挿入できないだけでなく、女性が痛みを感じてしまいます。
前戯はお互いの気分を高める重要なセックステクニックです。
キスや愛撫で女性を楽しませ、十分に濡れていることを確認してから挿入に移りましょう。
女性の下にクッションを敷く
前述したように、女性の膣の位置は人それぞれですし、男性のペニスの角度も人によって違うため、パートナーとの体の相性で挿入しにくいこともあるでしょう。
正常位の場合は、女性の腰やお尻の下にクッションを敷くことで、挿入の角度を調整することができます。
下付きの女性は腰の位置を高くして、膣口を上に向けることで格段に挿入しやすくなるでしょう。
序盤はゆっくり動く
正常位で挿入できたからといって、すぐに激しく腰を動かすのはNGです。
挿入して、いきなり激しくすると女性が苦痛を感じたり、途中で抜けたりしてしまいます。
序盤はゆっくり動くことを意識しましょう。
女性の感度が上がっていくことを確かめながら、徐々に激しくピストン運動するのがおすすめです。
ピストンは上下を意識する
挿入はできても、途中で何度も抜けてしまうという人もいるでしょう。
これは前後に腰を動かしていると起こりやすい問題です。
正常位のピストンは、上下を意識することで抜けにくくなるだけでなく、女性をイカせやすくなります。
上下に動くことで、Gスポットをピンポイントに刺激できるので、正常位で女性を満足させたい男性はぜひ試してみましょう。
正常位の5つのバリエーション
お手軽で満足度が高い正常位ですが、定番になって飽きを感じているカップルも多いはず。
最後に正常位の5つのバリエーションを紹介します。
どれも基本の正常位から移行できるので、ぜひカップルでチャレンジしてみてくださいね。
だいしゅきホールド
「だいしゅきホールド」は「密着正常位」とも呼ばれ、女性が男性に抱きついて、足を腰にからめて固定する体位です。
密着度が高いだけでなく、女性の腰が上を向くことで深い挿入感を味わうこともできます。
また、名前の通り女性側の積極性や快楽を最大限に表現することもできるので、男性が興奮すること間違いなしです。
正常位の状態でフィニッシュが近づいたら、だいしゅきホールドを試してみましょう。
松葉崩し
「松葉崩し」は四十八手にもあるメジャーな体位で、松の葉を組み合わせた形に見えることから名前が付けられました。
正常位で挿入した状態から、女性が片足を上げ、男性は膝立ちの体勢で、もう片方の足にまたがります。
女性が横を向くと、さらに奥まで挿入できるので、濃厚なセックスが楽しめるのが魅力です。
締め小股
激しいセックスに疲れたら、四十八手の1つである「締め小股」がおすすめです。
正常位から女性が足を伸ばすだけなので、「伸長位」とも呼ばれています。
足を閉じているので挿入は浅くなりますが、ペニスを股で挟む形になるので膣圧が高くなり、短い時間でも男性が絶頂しやすいです。
女性も仰向けで寝ているだけなので比較的負担が軽く、足を伸ばすことでイキやすい体位でもあります。
深山
四十八手の「深山」も正常位のバリエーションの1つで、女性が足を曲げるので「屈曲位」とも呼ばれています。
正常位で挿入した状態で、女性の両足を持ち上げて肩にかけた体勢が深山です。
女性が足を閉じることで膣圧が上がり、男性は快感を得られやすくなります。
持ち上げる足の角度で膣の角度を調整できるので、気持ちいいポイントを探ってみましょう。
正常位のコツをつかんで気持ちいいセックスをしよう!
正常位はシンプルな体位である分、きちんとコツをおさえておくことが大切です。
何となく正常位をしている人は、正しくできているか見直すことで今までよりも気持ちいいセックスができるかもしれません。
また正常位が定番になってマンネリを感じているカップルは、様々なバリエーションを試してみるのもおすすめです。
セックステクニックを磨いて、パートナーとの性生活を満喫してくださいね。