「オナニーはダイエットになる」というウワサを聞いたことはありますか?
セックスは相手がいなければできませんが、オナニーならひとりでOK。
このウワサが本当なら、手軽に気持ちいいダイエットができるので一石二鳥ですよね!
この記事では、オナニーで消費できるカロリーやダイエット効果について解説します。
オナニーの消費カロリーはどれくらい?
オナニーでダイエットできる可能性があるのか確認するために、まずはどのくらいのカロリーをオナニーで消費できるのかチェックしましょう。
世に出ている消費カロリーデータを調べてみると、1回のオナニーでの平均消費カロリーは男女関係なく60〜70kcal程度のようです(男性は射精だけでもカロリーを消費するため、女性よりも短い時間でカロリーを消費できるそう)。
これは茶碗に盛られた白米の4分の1ほどに相当します。
正直、少なく感じますよね。
ちなみに、オナニーによるカロリー消費量の目安がわかる、オナニー消費カロリー計算式なるものが存在します。
消費カロリー計算方法は以下の通りです。
- 女性:体重(kg)×0.0464×時間(分)×0.87=消費kcal
- 男性:体重(kg)×0.0464×時間(分)=消費kcal
0.0464という数値は、オナニーの動作がアイロンがけに近いため、それを参考にしているとのこと。
また、女性の場合×0.87をしますが、これは男性よりも体重が少ないことによる補正係数だそうです。
オナニーの消費カロリーを身近な運動に置き換えると?
では、オナニー1回あたりの消費カロリーは、身近な運動に置き換えるとどのくらいなのか見てみましょう。
ウォーキング
まずは、もっとも身近な運動といえるウォーキングです。
平坦な道を早過ぎず遅過ぎず、運動になるくらいの速さで歩いた場合の分速は67m。
体重50kgの人がこのペースで約25分歩いたときの消費カロリーは66kcalで、オナニー1回分くらいになります。
同じ体重の人が少しスピードアップして分速80mで約22分歩いた場合の消費カロリーは67kcalです。
適度な散歩分のカロリーをオナニー1回で消費できると考えると悪くはないですよね。
ランニング
ウォーキングよりも頑張って運動しようというときに選ぶ人が多いのはランニングでしょう。
ランニングと定義される最低速度は分速134m。
体重50kgの人がこのスピードで約9分走ったときの消費カロリーは65kcalです。
また、ランニング慣れしてきた人がチャレンジすると良いとされる速度は分速139m。
同じ体重の人がこの速度で約8分走ったときの消費カロリーは63kcalです。
人によっては10分走ればヘトヘトになると思うので、その分をオナニーで消費できるならお得だと思いませんか?
スイミング
ダイエットに有効な有酸素運動といえばスイミングでしょう。
クロールの普通の速度は分速で約46m。
体重50kgの人がこのスピードで約9分泳いだときの消費カロリーは65kcalです。
平泳ぎの場合、同体重の人がゆっくりとした速度で約14分泳いだときの消費カロリーもまた65kcal。
プールで泳ぐ機会がある人は限られるはず。
それなら自宅でできるオナニーの方が楽!と思えますよね。
ヨガ
女性の中にはダイエットの一環としてヨガを取り入れている人もいるでしょう。
ヨガにはいくつかの流派がありますが、その基礎といわれているのがハタヨガ。
これを体重50kgの人が約29分行った場合の消費カロリーは63kcalです。
ヨガをするのはキツイという人は、1回のオナニーを選ぶかもしれませんね。
オナニーの消費カロリーだけでダイエットは可能?
オナニーにカロリー消費効果があることはわかりました。
しかし、オナニーだけしていればダイエットができるかというと、残念ながらそれは難しいでしょう。
というのも、痩せるためには体内の脂肪を消費しなければならないからです。
脂肪を消費するには1gあたり9kcalのエネルギーを要するといわれています。
脂肪には水分等が含まれるので、それを除くと実質必要なのは約7.2kcal。
つまり、1回のオナニーで消費するカロリーを65kcalと仮定すると、1回につき約9gの脂肪が消費されるということになります。
500gの脂肪を減らしたいとなると、約55回オナニーをしなければならず、1日1回として2ヶ月弱かかります。
「たった500gか…」と思ったあなたは、ダイエット目的でオナニーをしないほうがよいでしょう。
いずれにせよ、オナニーはあまり効率的なダイエットにはなりません。
オナニーの消費カロリーを上げる方法
オナニー単独でダイエットするのは難しいとわかっていても、せっかくオナニーをするなら少しでもカロリーを減らしたいものです。
そこで、消費するカロリーを増やすオナニー方法を紹介します。
ポイントをおさえて少しでも効率的なオナニーダイエットを目指しましょう。
30分以上続ける
オナニーはセックスとは違い、ひとりでできるので、寝る前の短時間でささっと気持ちよくなったら終わりという人も多いでしょう。
ですが、カロリー消費を狙うなら、女性の場合は30分以上続けるのがおすすめ。
30分以上のオナニーでは、100kca以上消費できるといわれているからです。
ひとりエッチの時間を長くするために、性欲をかきたてる動画やコミック、忘れられないエッチな経験などを総動員しましょう!
手でなく腰を使う
オナニーというと、女性がするなら手で女性器を愛撫する手マンが一般的でしょう。
けれども手を動かすだけでは運動量が増えず、あまりカロリーを消費しません。
そこでおすすめなのが腰を使う方法です。
腰を浮かせたり振ったりすると、かなりのカロリーを消費できます。
上手く腰を使うためには「ディルド」を使いましょう。
ディルドとは、男性器の形状をしているアダルトグッズ。
ディルドには吸盤が付いているので、それを壁や床に付着させて使います。
ダイエットに役立てるなら、床にディルドをくっつけて騎乗位をするように腰を浮かせて振る方法がベスト。
スクワットなどの筋トレをしたときと同じような筋力アップと基礎代謝の向上、そしてセックスをしているような快感が望めます。
体温を上げる
普段より体温を上げることでも、カロリー消費を増やすことができます。
なぜなら、体温が1℃上がると基礎代謝が12〜13%上がるといわれているからです。
シャワーで済ませている人は、湯船にしっかりと浸かって体温を上げましょう。
とくに寒い季節では、温かいハーブティーやミルクなどを飲むとより良いです。
消費カロリーだけじゃない!オナニーのダイエット効果とは?
実はオナニーによるダイエット効果は、カロリーを消費するだけではありません。
どのような効果があるのか見ていきましょう。
ストレス解消になる
ストレスがたまると食に走ってしまう人は多いでしょう。
ストレス解消になる運動をする気力までなくなってしまうと、体重は増えるばかり。
体重が増えた事実で、またストレスがたまってしまうこともあるでしょう。
そんなときは、オナニーで得られるリラックス効果に頼ることをおすすめします。
リラックスすることでストレスが解消できれば、食べ過ぎてしまうことも、運動する気力を奪われることもないので、間接的にですがダイエット効果につながります。
また、女性の場合、性欲に関連する「性中枢」と、食欲に関連する「満腹中枢」が脳の中で近くにあるそうです。
そのため、オナニーによって性中枢が満たされると、満腹中枢も満たされて食欲が抑えられるという連鎖が起きます。
つまり、オナニーをすると食欲が抑えられるのでダイエットにつながる、ということも考えられるのです。
女性ホルモンが分泌される
セックスをすると女性は綺麗になるといわれていますが、それはオナニーにも期待できます。
セックスやオナニーなどで快感を得ると、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が促進されるからです。
エストロゲンには脂肪燃焼を促す作用があり、ダイエット効果が期待できます。
さらに、美しい肌や髪、女性らしいメリハリのある体型に導く役割もあり、ただ痩せるのではなく、きれいに痩せることを目指せます。
睡眠の質が良くなる
オーガズムに達すると「幸せホルモン」で知られる「オキシトシン」が分泌され、リラックスできるため、深い眠りに入りやすくなります。
睡眠の質が良くなると、エネルギー代謝が促進されるので、ダイエットにも一役買うかもしれません。
よく眠れるようになるとストレスが解消されるため、暴飲暴食の防止にもなるでしょう。
注意点は、オナニーに時間を割き過ぎて、睡眠時間を減らさないようにすること。
睡眠時間の減少がストレスになったら本末転倒です。
痩せるためには、オナニーだけでなく他のダイエットも並行して行おう!
オナニーをすると痩せるというウワサを聞いて、ひそかに試してみようと思っている人もいるでしょう。
オナニーがカロリー消費につながることは確かですが、それだけでは効率のよいダイエットは難しいです。
本気で痩せたい人は、適度な食事制限や身体をしっかり使う運動などのダイエット方法を主軸に置きながら、消費カロリーを増やせるオナニーを取り入れましょう。
オナニーにはカロリー消費以外にも、メリットがたくさんあります。
しないよりはした方がいいので、今まであまりオナニーをしてこなかった人は、この機会にぜひ習慣化してみてはいかがでしょうか?