「松葉崩し」は正常位と側位の中間的な体位。
初心者の方でも取り入れやすく、深く挿入でき密着度、結合度ともに高い点が魅力です。
今回は、
- 松葉崩しの基本的なやり方
- 気持ちよくなるためのコツ
- 体位変換のパターン
をより具体的に分かりやすくご紹介していきます。
「セックスがワンパターンになりがち…新しい体位にチャレンジしてみたい!」という方もぜひ参考にされてみてくださいね!
松葉崩しとは?基本のやり方解説
まずは、松葉崩しがどんな体位なのか、基本的なやり方を確認していきましょう。
48手の中でも難易度が易しめの「松葉崩し」
女性が仰向け、男性が座った状態で挿入する正常位をベースとしつつ、女性の片脚を男性の肩に乗せて行う体位です。
男性が女性の片足にまたがる形で、お互いに足を交差させることで、より深い密着度・結合感を得られるのが魅力です。
松葉崩しのやり方【基本】
具体的なやり方としては、
- 女性が仰向けに寝て正常位のスタイルで挿入
- 女性が腰を少し横向きにひねり、片足をあげる
- 男性は女性が上げている脚と反対の脚にまたがる
- 女性の上げている脚を肩に乗せるように抱き寄せる
- 女性の脚を抱えながらゆっくりと動く
女性の脚の長さ、男性の座高によって、挿入感や体勢維持のキツさは変わってきます。
脚を肩に乗せるのが辛そうな場合には膝を折りたたみ抱え込むようにする姿勢でもOK。
いきなりぐいっと引き寄せて肩に乗せるのではなく、様子を見つつゆっくりと抱き寄せるのがポイントです。
松葉崩しで気持ちよくなるためのコツ
深い挿入感を得られる「松葉崩し」ですが、だからこその注意点もあります。
感度を高めるコツと共に見ていきましょう。
十分な愛撫をしてから
松葉崩しは、膣の奥深くまで挿入でき、密着感もある体位だからこそ、女性が感じていない状態で行ってしまうと痛いと感じる可能性が高いです。
どの体位でも、前戯をすることは大切ですが、松葉崩しをする際はより丁寧に時間をかけて行うようにしましょう。
十分な愛撫で濡らし、リラックスした状態で臨むことで痛みを感じにくくなります。
脚を開く角度や腰の角度を調整
脚を開く角度と男性側の腰の角度によって、膣や子宮付近の刺激できるスポットが変わってきます。
角度次第で、「Gスポット」や感度が特に高いとされる「ポルチオ」を刺激することも可能です。
◆Gスポット
膣の手前側にある。
膣の入口から1~3㎝程度の部分で腹部側にある。
◆ポルチオ
子宮口近くにあるスポット。
最初は、感じにくいこともあるため、焦らずゆっくりと刺激を。
脚を開く角度を小さくしたり脚を折りたたむと浅い挿入になります。
反対に、角度を大きくし足先までピンと伸ばすと深く挿入できイキやすくなります。
痛みが出ない範囲で、気持ちいいと感じる部位を探していきましょう。
力まかせにピストンせずぐりぐりゆっくり動く
松葉崩しは、奥深くまで挿入できるため、力まかせに高速ピストンをすると高確率で女性は痛みを感じます。
まずは、ゆっくりと押し付けたり擦り当てるイメージで動くのがおすすめです。
ぐりぐりと押しあてながら、まんべんなく円を描くように動くと気持ちいいスポットを見つけやすいでしょう。
痛がる様子がなければ、徐々にピストンへと移行するのもありです。
少し横向きになる
横向きになることで、より深い挿入感を得られます。
さらに胸の形も綺麗に見えるようになるというメリットも。
腰を少しひねるような形で横向きになるのがおすすめです。
空いている手で他の性感帯を刺激
女性の太ももを脇で挟むようにしながら固定し、空いている手で胸や乳首を同時に刺激することでより感度を高められます。
クリトリスは直接手で触るのでも良いですが、松葉崩しならではの密着度・結合度の高さを利用して、恥骨を当てて刺激する方法もあります。
硬い骨を当てることで、いつもの手マンとは違った感触の気持ちよさを味わってもらえるはずです。
松葉崩しを使ったスムーズな体位移行
松葉崩しを使ったスムーズな体位変換、取り入れ方をご紹介していきます。
基本パターン:正常位⇔松葉崩し
- 正常位から、女性に少し横を向いてもらい脚を肩に乗せ松葉崩へ移行
- 松葉崩しから脚を下ろして正常位スタイルで休憩orフィニッシュ
正常位を軸にすることで体位のバリエーションが乏しい初心者の方も、チャレンジしやすいでしょう。
側位(横向き)⇒松葉崩し⇒正常位⇒屈曲位(深山)
- ベッドで寝ながら側位でスタート
- 男性が起き上がり女性の下側の脚の上にまたがる
- ゆっくりと女性の上側の脚を肩にかけ、松葉崩しへ
- 脚を下ろして正面を向き正常位スタイルへ
- 正常位の状態から女性の両脚を男性の肩にかけ屈曲位へ
途中で正常位を挟むことで脚周りを休憩させつつ、深山で再度深い挿入になります。
緩急をつけつつ絶頂を味わいたい方向けのパターンです。
正常位⇒松葉崩し⇒側位⇒バック
- 正常位でセックス開始
- 女性の脚を肩にひっかけ松葉崩しへ移行
- 女性が脚を手前方向に下ろし、男性が女性の背中側にまわり側位へ移行
- 女性にそのままうつぶせになってもらい、男性は正面を向き直り寝バックへ
- 男性は膝立ち、女性は四つん這いになればバックへ
ノーマルに正常位から始めても、松葉崩しを挟むことで側位やバックへの移行がスムーズになります。
挿入感も浅め、深めどちらも味わえるので手前も奥もまんべんなく刺激できます。
松葉崩しのメリット
初心者でも気軽にでき、ペニスが抜けにくい
正常位をベースとした体位なので、初心者でもチャレンジしやすい体位です。
密着度が高い体位のため、動いている間にペニスが抜けにくいのもありがたいですね。
深い挿入感を得られ、中イキもできる
脚を交差することで、お互いの性器がグッと近づけやすくなるため深い挿入感が得られます。
Gスポットやポルチオもスポットで刺激できるため中イキしやすいと言われています。
他のスポットの同時刺激が可能
男性の手が空きやすく、乳房や乳首が近くなる体位なので、優しくなでたりつまんだりしやすいです。
同時に複数の性感帯にアプローチできるので、感度も興奮度も自然と高まります。
ペニスがの長い短いに関係なく楽しめる
深い挿入感がある松葉崩しは、ペニスのサイズに関係なく、膣の奥を刺激でき快感が得られます。
ペニスの長さに自信のない方、もっと奥を刺激して欲しいと思っている女性におすすめの体位です。
体位の移行がスムーズ
せっかく盛り上がっているセックスも、体位変換でモタつくと萎えてしまいがちです。
松葉崩しは正常位の変形スタイルですが、やや横向きになることから、側位(横向き)やバック(後背位)への体位移行する”つなぎ”の体位としても使いやすいです。
胸の形が綺麗に見える
正常位の場合、どうしても胸が左右に流れがちです。
その点少しだけ横向きになる松葉崩しであれば、自然と胸が寄り、ボリューミーに美しく見えます。
視覚的な興奮度が高まる
松葉崩しは、正常位や側位に比べ、はっきりと結合部分やおっぱいが見えます。
視覚的な刺激も大きく、恥ずかしがる女性を見てさらに興奮するという男性も多いです。
松葉崩しのデメリット
陰部がはっきりと見えて恥ずかしい
女性側としては、陰部や結合部分がはっきりと見えて恥ずかしいというのがあるでしょう。
恥ずかしさから抵抗感を抱く人もいますが、部屋を暗くしたり、事前に十分に前戯をすることで緩和できるはずです。
脚や股関節の柔軟性が求められる
脚を上げることから、女性側に股関節や脚全体の柔軟性が求められます。
負担がかかることから、長時間とる体位ではありません。
挿入角度によって痛いと感じる人も
ペニスの長さや女性の膣の形状は個人差が大きいです。
お互いの形状によっては、深く挿入したり角度をつけると痛みを感じてしまうこともあるでしょう。
特に慣れないうちは、「少しずつゆっくりと」が鉄則です。
松葉崩しに似ている体位
48手の中で、松葉崩しに類似した体位をご紹介していきます。
宝船(男女逆バージョン)
宝船は、松葉崩しの男女逆パターンで、騎乗位をベースにした体位です。
宝船には2種類あり、「女性が男性の脚を抱えるパターン」と「女性が片方の脚を男性の顔の横に投げ出すパターン」があります。
女性が男性の片側の脚にまたがること、深い挿入感は共通していますが、後者のほうが女性の負担度は低いでしょう。
帆掛け茶臼(対面座位風)
対面座位をベースとしつつ、女性が片脚を男性の肩に乗せるというもの。
お互いに座っている状態で顔が近づくためキスもしやすく心理的にも満足度の高い体位と言えます。
一方で、女性側は座りながら脚を高く上げるため、より柔軟性を求められます。
男性も座りながら片手で女性の脚を支え、反対の手で自分の体を支えながらピストン運動を行うので体力が必要です。
立ち松葉(立った状態)
「立ち松葉」は、最高難易度の体位です。
筋力、そしてバランス感覚が求められます。
女性は逆立ちのような体勢をとり、男性が女性のふくらはぎあたりを両腕でそれぞれ支えながらピストン運動をして行うセックスです。
女性は、手で床を押し返し上体を支え、男性は、女性を持ち上げながら腰も振る…と、もはやアクロバット。スポーツ感覚で楽しむのがいいかもしれません。
【まとめ】松葉崩しで脱マンネリ&快感を追求しよう
松葉崩しは、初心者の方でもチャレンジしやすい割に、深い挿入感が得られる体位です。
さらに、他の体位への移行がしやすかったり、視覚的な刺激もあったり…とメリットだらけ。
正常位や騎乗位でワンパターン化しがち…という方やマンネリ化を防ぎたい方はぜひ試してみましょう。